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中高年層の生活保護の実態

  • magokoro0026
  • 9月18日
  • 読了時間: 2分

中高年層(概ね40~60歳)というと現役世代の中心的立場を司っている層である。

然しながら、中高年層(概ね40〜64歳)の生活保護受給は、近年大きな社会課題となっています。高齢者でもなく、若者でもないこの世代は、**働き盛りでありながらも支援が届きにくい“谷間の世代”**とも言われています。


中高年層の生活保護受給の実態

  増加傾向にある「その他の世帯」


  • 高齢者・母子・障害者などの分類に属さない「その他の世帯」が、平成22年度には約22.7万世帯と、10年前の約4倍に増加。

  • この層には、失業・病気・離婚・介護離職などで生活が困窮した中高年が多く含まれています。


  社会的孤立と住居問題


  • 無料低額宿泊所や日常生活支援住居施設に入居するケースも多く、支援水準にばらつきがあることが課題。

  • 一部施設では、退所後の支援が不十分で、引きこもり状態や再困窮に陥る人も少なくありません。


  精神的・身体的な問題


  • 中高年層は、うつ病・依存症・慢性疾患などを抱えていることが多く、就労支援が難航するケースも。

  • ケースワーカーとの連携不足や支援の継続性の欠如が、制度の限界として指摘されています。


    制度的な課題


  • 就労支援の限界・・・・年齢・健康状態・スキル不足により再就職が困難

  • 社会資源との接点不足・・・・地域とのつながりが希薄で孤立しやすい

  • 支援施設の質のばらつき・・・・一部施設では人材不足や運営難が深刻

  • ケースワーカーの負担・・・・担当件数が多く、個別支援が行き届かない

    等々があげられる。


    実際の声から見える現実


  • 「50代で会社を辞めたら、再就職先が見つからず貯金も尽きた」

  • 「生活保護を受けたら“怠け者”扱いされた。誰にも相談できなかった」

  • 「施設に入ったが、誰とも話さず1日が終わる。生きてる実感がない」

    という声が上がっている。

    それは取りも直さず、社会との再接続の必要性と難しさが浮き彫りとなっていると言えるのではないでしょうか?

 
 
 

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