【支援の現場で教えられたこと】
- turumi6643
- 7月6日
- 読了時間: 2分
NPO法人まごころの吉野です。
私たちは「支援する側」と呼ばれることがありますが、実際には利用者の皆さんから教えられることも数多くあります。
今回は、現場で心に残った出来事をいくつかご紹介します。
「ありがとうが言えた日」
入居したばかりのある方が、帰り際に小さく頭を下げて「今日はありがとうございました。」と言ってくださいました。
当たり前の言葉かもしれません。
でも、その方は長い間、他人を信じることができずに生きてきた方でした。
「ありがとう」が言えるまでに、どれだけ勇気が必要だったのだろう。
そう思うと、その一言に大きな重みを感じました。
「人は環境で変わる」
以前は怒鳴ることが多かった方がいました。
ところが、安心して眠れる部屋を持ち、規則正しい生活を送るようになると、次第に表情まで穏やかになりました。
人は性格だけで決まるものではなく、置かれた環境によって大きく変わることを、私たちは何度も見てきました。
「普通のありがたさ」
ある利用者さんがこんな話をしてくれました。
「蛇口をひねれば水が出る。それだけで幸せなんです」
普段は気にも留めない日常。
でも、その「普通」は決して当たり前ではないことを教えていただきました。
私たちは誰かの人生を変えているわけではありません。
ほんの少し、その人が前へ進むお手伝いをしているだけです。
そして、その過程で私たち自身も、人の強さや優しさ、諦めない気持ちを学ばせてもらっています。
支援とは、一方通行ではなく、お互いに支えあうことなのかもしれません。



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