高齢者ホームレスの実態
- magokoro0026
- 5月12日
- 読了時間: 2分
■ 高齢者がホームレスになる主な理由
1. 年金が少ない・もらえない
自営業や日雇いで年金加入が不十分だった人
年金未納で受給資格を満たさなかった人
月5万~7万円程度の年金では家賃を払えず、生活もできない。
例:ある70代男性は、建設現場で働き続けたが、年金の手続きをせず、受給資格がなかった。退職後に所持金が尽き、公園で生活するようになった。
2. 身寄りがない・頼れる家族がいない
独身、あるいは配偶者や子供に先立たれた。
高齢になると人間関係も希薄になり、支え手がいない。
3. 高齢で働けない → 収入が断たれる
体力や病気で労働が困難に。
生活保護申請を拒否する人も多く、結果的に路上へ。
例:65歳の元トラック運転手は、腰を痛めて働けなくなったが、プライドが邪魔して生活保護を申請できなかった。住居を失い、河川敷で生活するようになった。
4. 保証人がいないため住居を借りられない
高齢者に対する賃貸の「貸し渋り」も深刻。
高齢・無職・身寄りなし → 住まいの確保が困難に。
5. 認知症・精神疾患の兆候
認知症が進行して家を出てそのまま戻れなくなるケースも。
精神疾患が原因で孤立し、支援が届かない。
■ 実際の事例(取材に基づく)
◎「80歳ホームレスの独白」(出典:朝日新聞GLOBE+)
東京都内の公園で出会った80歳の男性は、かつて会社員として働いていたが、60代でリストラに遭い、年金受給額も月6万円ほど。ネットカフェで暮らしていたが、コロナ禍で閉店し路上に。 「生きてる意味は正直分からん。でも、死ぬ勇気もないから今日も寝る場所探して歩いてる」と語っていた。
■ 支援の課題
「住所がないと生活保護を受けられない」という制度の壁
高齢者施設の受け入れ条件(保証人、身元引受人)
プライドや羞恥心から支援を拒否する人も
私共の活動において直接問題となるのが、支援の課題である。
そこでまず取り組んだ課題が住所・居場所をつくるということです。
加えて受け入れる条件において保証人や身元引受人などを設けず、又所持金がなくても入る事が出来、今日からでも普通の生活をしてもらえるようにする。(衣食住の提供)
対話による活動に重きを置くことで、支援を受けやすくしていくといったような活動に取り組むことで生活困窮者やとりわけホームレスの方々の不安が取り除かれるようにして行かなければならないと考えております。
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